Eclipse上でSTM32Fxprogramを使う
Eclipseの入手
IDEとしては少なくともEclipseが使える.
Eclipseの公式サイト
の "Downloads" から "Eclipse IDE for C/C++ Developers" をダウンロードしてインストールする.
日本語版を利用したい場合は,
MergeDoc Projectから
"Pleiades All in One" の JREあり,"C/C++"のものをダウンロード,インストールしてもよい.
(2012/09/17)
プロジェクトの作成
プロジェクトの作成は,
File → New → Makefile Project with Existing Code
から行う."Project Name" を適当に決めて,
"Existing Code Location" で STM32Fxprogram ディレクトリを選択する.(4.2 Juno)
Tips
コンパイル
基本的には
Project → Build All (Ctrl + B)
を実行すれば "make" が実行されてコンパイルされる.(4.2 Juno)
ただし,
システムに "make" がインストールされていない場合は "cs-make" を実行する必要があるため,
以下の項目を "cs-make" に書き換えておく.(4.2 Juno)
Project → Properties → C/C++ Build 内の "Build command"
Tips
- "Console"タブに表示されるものがmake時に表示されるメッセージなので,
これをもとにデバッグすること.
- "problems"タブはeclipseが独自に解析してエラーを表示しているだけなので,何が表示されていてもコンパイルには関係がない
- ヘッダファイルは以下のディレクトリのものが適用される(STM32F1, arm-2011.03の場合)
- arm-2011.03/arm-none-eabi/include/c++/4.5.2
- arm-2011.03/arm-none-eabi/include/c++/4.5.2/arm-none-eabi/thumb2
- arm-2011.03/arm-none-eabi/include/c++/4.5.2/backward
- arm-2011.03/lib/gcc/arm-none-eabi/4.5.2/include
- arm-2011.03/lib/gcc/arm-none-eabi/4.5.2/include-fixed
- arm-2011.03/arm-none-eabi/include
そこで,これらを
Project → Properties → C/C++General → Preprocessor Include Paths, Macros etc.
内の
Entries → GNU C++ → CDT User Setting Entries
Entries → GNU C → CDT User Setting Entries
に追加すれば,eclipseはヘッダファイルを認識できる.(printfなどにエラーが付かない.)
クリーン
コンパイルによって生成されたファイルをすべて消去する「クリーン」を実行するには,
Project → Clean
を実行すればよい.(4.2 Juno)
ただし,
STM32F1program_3.0.0未満では,
システムに "rm" がインストールされていない場合は "cs-rm" を実行する必要があるため,
Project → Properties → C/C++ Build → Environment
で,以下のように環境変数RMを追加する必要がある.(4.2 Juno)
variable: RM
value: cs-rm -f